てやんでえカメルーン〜青年海外協力隊の滞在記〜

青年海外協力隊2018年度3次隊。カメルーン派遣。コミュニティ開発。Les rapports du Cameroun.

ゴミの処理。巡る自然。

 

任地で生活を始めて、異文化を経験してるなあと感じることがあります。


それはゴミ箱がないということ。


厳密に言うと、ゴミの回収機構が任地(少なくとも自分の行動範囲内)には無いようで、

そのためか、ゴミは家の外の「だいたいここらへん」と決められた場所にポイポイ捨てられています。


なので自分もそのあたりに都度ポイポイ捨てています。

バナナの皮とか玉ねぎの皮とかポイポイ捨ててます。

この瞬間に自分が異文化の中にいるなあと感じます。

 

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↑だいたいこのあたりにゴミを捨てる。どこまでをゴミ捨て場とするかはあなた次第です。

 

ゴミはある程度溜まったら燃やして処理することが多いようで、カメルーンに来てからというものゴミを燃やす光景を頻繁に見ます。

(首都ではある程度ゴミ回収場所が決まっており、ゴミ回収車がゴミを回収しているところも見かけますが。)

 

 

そのような環境の中で有機物はともかく、やはり問題となるのはプラスチックゴミの問題。


現地の人たちはプラゴミかどうかは御構い無しに一様に外に捨てています。


同期の環境教育隊員の話によると、カメ人たちもプラゴミは燃やすと体によく無いと理解している一方で

ゴミをそれ以外に処理する方法もないため、どうしようもなくといった様子らしいです。


また、「だいたいここらへん」のゴミ捨て場には特に囲いなどがあるわけでもありません。


なので、風が吹けばプラゴミは飛んでいってしまい次の環境被害にも繋がります。


ここらへんはプラゴミの環境に対する影響について、理解を広めていければいいなあなんて。

 

 

などと考える一方で、自分が捨てたバナナの皮が日に日に干からびていく様を目の当たりにしていると、

有機物については、いずれそのうちサラサラと無くなっていくのかあ、自然ってちゃんと循環してるんだなあ

などと人参の皮とかをポイポイ捨てながらぼんやり思うわけです。

(プラゴミは袋にまとめています。どう処理したものか。)


特にココは暑く、自分が捨てたバナナの皮の干からびるペースが早いため、理屈ではなく肌感覚で自然が循環していくのを感じます。


そんなわけで水が乾くのもとても速いです。共同トイレで穴の近くに黄色い水を見かけても、少し経てばサラサラに乾いています。


1歳くらいの大家さんちの赤ちゃんが自分の部屋の入り口真ん前でおしっこを漏らしても、少し経てばサラサラに乾いています。

 

なお、この罪状に関して彼女は既に前科2犯持ちです。

 

知らない間に玄関前が濡れていることもあったので、余罪があるとみて調査しています。

 

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↑この子。ミシューちゃん。懐いてくれて嬉しい。


ちなみに彼女は自分の部屋でヨーグルトとジュースもそれぞれ一回ずつゴザの上に盛大にこぼしてます。それも引越し初日早々に。お転婆か。

 

今やその跡地はハエたちのオアシスとなっています。

 

こうして自然は循環するわけですね。