てやんでえカメルーン〜青年海外協力隊の滞在記〜

青年海外協力隊2018年度3次隊。カメルーン派遣。コミュニティ開発。Les rapports du Cameroun.

これもまたコミュ開

 

 

 

以前の記事でキッチン部屋は風通しが悪く熱が篭りがちで暑い、と書きました。

 


これは居室部屋についても全く同じです。

(間取りについてはこちら→https://sat0220.hatenablog.jp/entry/2019/03/12/183807)

 


暑く湿度もあるバチェンガでコンクリートブロック固めただけの造り、窓は一つだけ、

お世辞にも通気性を考慮しているとは言えない家なので当然と言えます。

 


言うなれば、東京や大阪の夏にエアコンをつけずに部屋で過ごしている感じで、蒸し風呂のようです。

 


なので通気性を少しでもよくするため、日中はドアを開けっ放しにしています。(夜も暑いので開放したいですが、虫や爬虫類や小動物が余計に入ってくる可能性があるのでNG)

 


一応、プライバシー確保のためのドア用カーテンはあります。(近隣のカメ人の家でもドアカーテンを設置している家はちょこちょこあります。)

 

 

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↑日中はこんな状態。

 

 

 

そんな状態なので、ドアが開いていると主に子供が勝手に入ってきます。

 


自分の名前を呼びながら部屋に突撃してきます。

 


しかも子供はたくさん。

 


思うに、子供達が自分の部屋に寄ってくるのはいくつか理由があります。

 


1、見慣れない白人(彼らからしたら黄色人種も白人という認識)とその部屋にあるユニークな物に興味があるということ。(大概の子はまずこれ)

 


2、何かいいものを手に入るんじゃないかという期待。(大概の子はまずこれ。物を物色しては「ちょうだい」と要求してくる。)

 


3、シンプルに自分とコミュニケーションがとりたい。(自分に慣れてきた子限定)

 


4、親の目の届かない(怒られない)場所で好きに遊びたい。(子供たちは基本的に親の監視の行き届く範囲で遊ぶので、悪いことをするとすぐ親に怒られます)

 


5、子供にとって、遊び(話し)相手になってくれる大人はあまり多くないから。(個人的な印象ですが、子供が多いためか基本的に子供は子供達同士で遊んでおり、大人が子供に相対して遊んでいる光景をほぼ見ません。大人たちが会話している横に居て、ちょっかいかけるくらい。そしてちょっかいかけるとだいたいすぐに怒られているイメージ。)

 

 

 

自分のイメージでは大体このような感じです。

 


そして、部屋に侵入してきては騒ぎ散らかしたり、踊り散らかしたり、人の物を触り散らかしたり、食べ物をこぼし散らかしたり、乱暴に扱い物を壊しかけたりといった具合。やんちゃの権化か。

 


もちろん自分にも子供時代があったので、子供の気持ちを少しはわかっているつもりです。

 


そしてここは異国。人との接し方やマナーに関して、基本的な考え方自体も当然異なってくるので、独善的に日本的な考え方を押し付けるのは良くないし、彼らの考え方を理解する必要が大いにあると思います。

 


だが。

 


だがしかし。

 


ここは自分の部屋。

 


ここに入りたいならきちんと家主の言うことに従うべきであろうという考えの下、散らかしたら元の通り戻す。部屋は遊び場ではないので、静かに過ごす。勝手に物に触らない。などの教育もとい説教を、彼らが悪さをしたらその都度しています。

 


何度か繰り返すと、彼らは自分が蹴散らした靴を(指摘すると)ちゃんと元通り並べるようになったり、(ほんの少しは)大人しく過ごすようになったり、と自分の意図を(ほんのりは)理解してくれているようで嬉しさを感じます。

 

 

 

自分は子育ての勉強をしにきたのでしょうか?