てやんでえカメルーン〜青年海外協力隊の滞在記〜

青年海外協力隊2018年度3次隊。カメルーン派遣。コミュニティ開発。Les rapports du Cameroun.

経験が活きる

 

 

 

日中はかんかん照り(時々豪雨)の任地を歩き回り水分と体力を奪い取られ、夕方以降は晩御飯を作りドラクエに勤しむ。

 


そんな(ドラクエで)多忙な毎日を過ごしてたため、ブログを更新することをすっかり忘れていました。

 


ドラクエ8ほんと面白い。

 

 

 

なぜ任地を歩き回っているかというと、情報収集をするためです。

 


そしてなぜ情報収集をしているのかというと、これからの活動内容を自分で決めるためです。

 

 

 

そもそも青年海外協力隊員はみな一様に同じような活動を行うわけではなく、活動内容は様々な「職種」という分野(ジャンル)で大別されます。

 


小学校などに入って子供たちの教育をサポートする職種や、農業や医学の知識やスポーツを国・地域に広めることを主とする職種など多種多様です。

 


その各々の職種の下で、さらに一つ一つ、協力隊員を受け入れる各国各機関が要請している活動内容が個別にあり、それをベースにして活動を行なっていくという形。

 

 

 

自分の職種は「コミュニティ開発」という名前で、非常にざっくりと説明すると「地域住民の為になる活動」を行う職種といったところ。

 


地域住民にとっての生活上や仕事上の課題や有益になることを考え、それらの改善・向上を目指すための活動であれば、ある意味なんでもできるという自由度の高い職種です。(勿論、要請内容は各隊員で異なるため、具体的な活動内容が予め決められている人も多く居ます。)

 


しかし、発展途上国と呼ばれるような国においては、ローカルな地域である任地に関してのデータや情報が纏まっていなかったり正確でないこともあるため、任地に赴任したての隊員の活動はまず任地の情報収集から始まる、ということが往々にしてあるわけです。

 


今現在の自分がまさに情報収集の段階で、任地を歩き回っては住民と話をしたり、住民の職場(主に農地)について行ったりして情報を集めながら、どのような活動を行おうか考えています。

 


街に行って人と話し、次の行動のための情報収集。この工程はドラクエと似ていますね。RPG的。

 

 

 

情報収集のため日中にぶらぶらと町を歩き回っていると、大抵人が集まっている場所が見つかります。

 


何もない雑草地の上に長椅子2つをL字形に並べたような簡易的なスペースであることが多いですが、そこで住民たちは雑談をしたり議論を交わしたりしています。

 


そのような場所にはもれなく瓶ビールかマタンゴ(パームヤシのお酒)、ウィスキー("納豆についている醤油のプラパック"的なものに入って小分けされている)があります。

 


ドラクエにもマタンゴという敵キャラがいますね。

 


そしてそんな輪の中で会話を楽しみつつ情報収集を行うため、自分も日中からお酒を飲む(勧められる)こともしばしば。

 


いわゆる付き合い酒はどこの国でも共通なようです。

 


ただでさえ湿度もある炎天下の中、歩き回りお酒も飲んでいるので家に着く頃にはクタクタになっています。

 


そして晩御飯を作り、食べ、ドラクエを進める。

 


最近はそんなRPG三昧の日々です。